仕事によるボーナスの仕組みの違い

ボーナスは全社員に対して一律で支給している企業もありますが、職種や個人の成績によって傾斜をかけていることもよくあります。特に職種ごとに支給基準を作っているケースは多いので職種ごとのボーナス事情を確認しておきましょう。
大まかには2つのグループに分けることができ、仕事が事業利益に直結するかどうかが分かれ目になっています。

仕事の成果や取り組んだ内容が事業利益に大きく反映される職種として典型的なのは営業職や研究職、販売職です。
この場合には新規契約の獲得による売上額、開発した成果物の数やその売上高、販売活動による売上への寄与率などを具体的な指標として企業の利益にどれだけ貢献したかを評価できます。そのため、成果報酬としてボーナスが支払われるのが一般的で、成果をたくさん上げたときには大きな収入を得ることが可能です。

一方、仕事の内容が事業利益と関連付けにくい職種もたくさんあります。総務職、人事職、経理職などが代表例であり、お客様相談室や健康相談室などで働いている人も該当するでしょう。このような職種の人にはボーナスを出さないという会社もありますが、営業職などに支給している会社ではある程度のボーナスを出しているケースが多くなっています。
仕事と利益との関連付けが難しい場合には個人の成果によらず全体成績に応じて支給されるのが通例です。誰がどれほど頑張ったのかが分かりづらいため、ボーナスは皆一律にしようという考え方です。